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2018年03月04日 歯の健康一口メモ

お口のカビ

お口の中にカビは生えます。そのカビで有名なのはカンジダアルビカンスという真菌です。大きさは約3㎛(マイクロメートル)で細菌より約4倍から10倍の大きさとなります。1マイクロメートルという単位はミリメートルに変換すると0.001ミリメートルになります。真菌自体は顕微鏡でしか観察できません。その真菌を病変からみつけたらカンジダ症という診断がつきます。

カンジダ症の種類として偽膜性カンジダ、肥厚性カンジダ萎縮性カンジダがあります。病変の表面の色は白色で、種類によっては黒褐色の色彩を呈します。白色部分の下、周辺には赤色を帯び、ある種類では痛みを伴います。
全身の衰弱の酷い方は咽頭部、食道、気管支、肺にまで進行します。

カンジダ症は抗菌剤を長期に服用されている方衰弱されている方、高齢者、義歯を不潔にしている方などに見られます。

お口の中で、うがいしても取れない白色、黒褐色の膜状のものが見られたら医療機関にかかりましょう。