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2017年10月30日 歯の健康一口メモ

糖尿病と歯周病

糖尿病とは、膵臓から分泌されるインシュリンの作用の不足で高血糖が慢性的に続く病気です。
症状として、口渇、多飲、多食、多尿、体重減少などが挙げられ、感染症にも弱く体力も落ちます。
糖尿病を放置したままにしておくと、合併症が併発してきます。糖尿病は血管病とも言えます。
糖尿病網膜症による失明、糖尿病腎症による腎不全、糖尿病神経障害による知覚・感覚異常が起きてきます。末端の足指病変では血流障害と感覚異常、さらに、易感染に陥り足の切断までいたります。
非常に怖い病気です。
ここで、注目されるのは糖尿病と歯周病との関係です。
歯周病に於いて歯肉に存在する免疫・炎症に関わるサイトカインという物質があります。
歯周病を治療するとこのサイトカインが減少します。サイトカインが減少すると、血管内のサイトカインも減少し、血糖も降下してきます。
高血糖降下で糖尿病の改善に繋がります。糖尿病と歯周病は関係しているのです。