入れ歯は虫歯や歯周病になり保存が不可能で歯を多数失った場合や、外傷などで失った場合に用いられます。部分入れ歯も総入れ歯も装着した後は調整が必要です。入れ歯の装着時や食事中とかに痛みを感じた場合は調整が必要です。必ず歯科医院で調整をしてもらいましょう。また、入れ歯はお手入れも大事です。歯がないからと義歯のメンテナンスの必要は無いと考えることは間違いです。
下記に記載のカンジタ菌(カビのこと)は義歯でも増殖します。抗菌薬を使用しますが、通常の抗菌薬ではなかなか完治しません。日頃のお手入れでそれを予防することもできるので、歯科医に相談してみましょう。
顎堤粘膜(義歯を装着する部分)はシリコンで柔らかいので装着時の痛みは軽減できます。
お口のカビによる感染症抵抗力が衰えたときに発症します。高齢者の方や寝たきり状態の方にみられ、特に義歯装着者の方が多い。原因は真菌による感染症です。口腔カンジダ症は様々な症状を呈します。
私たちの口の中には様々な微生物が生息していますが、カンジタ菌はカビの仲間でありますが、健康な状態では体に影響を与えません。しかし、疲労やストレス、病気などで体力が衰えたり、抵抗力のない老人や乳児などはお口の菌叢のバランスが崩れてカンジダ菌が増殖し感染をおこしてしまいます。長期にも抗菌薬を服用しているひとも感染しやすいのです。
治療には真菌を駆除する薬剤を使用します。うがい、ブラッシングの励行、義歯の洗浄 常に清潔に心掛けることが大事です。